大阪、福島にある寿司「肴と鮨 ほしつき」

平氏や源氏が栄華を極めた、平安時代――。戦乱の世、列強の武将より重宝された武力集団として、「水軍」がおりました。室町時代には幕府や有力守護大名からも海上警固を任されていたことが史実から確認できており、その存在の大きさが伺えます。その時代、広島湾頭の海上支配を認められたのが『白井水軍』でした。数多ある水軍の中でも高い地位を築いていたと伝えられています。大阪福島にある「肴と鮨 ほしつき」の店主、白井 啓介は、その白井水軍の末裔。

白井水軍の家系の流れを汲む店主が、伝統ある江戸前寿司をご提供しております。店名は白井家の家紋から取り、海とともに生きてきた一族の誇りを刻みました。代々の先祖と等しく、心から魚介を愛し、寿司や水軍料理にしてご提供いたします。

記念日のお祝いや接待、会食はもちろん、ご家族やお仕事仲間を労う普段のお食事にもぜひ。当店で、特別なひと時を過ごしにいらしてください。お一人お一人に向き合い、心づくしのおもてなしをいたします。

当店では、昔ながらの伝統と技を大切にした江戸前寿司をご堪能ください。海とともに生きてきた一族出身の職人として、鮮魚にかける想いに妥協は一切ございません。丁寧に扱われている素材は、身の張りや口当たり、香りがより良好。だからこそ、良いネタを買い付けられるよう、市場関係者さんや漁師さんとの関係づくりにも余念がありません。自分と同じだけ魚への想いが強く信頼のおける仕入れ先から、自信を持ってご提供できるネタを厳選しております。

また、上質な鮮魚をいかに扱うかも、美味しさを左右する重要なこと。「本当に美味しい寿司を召し上がっていただきたい。」この想いを形にするために、しっかりと“仕事をした”寿司のご提供に努めております。時期によってはもちろん、同じ魚種でも一尾一尾によって脂の乗りや身の状態は少しずつ違うものです。お客様のお口へお料理が入るその瞬間に美味しさの最高潮を迎えるように――。培った経験と知識で状態を見極め、素材の良さをそれぞれに引き立たせる仕事を加えます。タレや塩などをあしらった、当店ならではの味わいでご堪能ください。

当店では、独自にブレンドした赤酢のシャリを使用。お口へ運ばれた際にほろりとほぐれるよう、米は絶妙な硬さの状態に炊き上げております。ほんのりと優しいまろやかな香りで魚を包み、まとまりのある一貫に仕上がるのがその魅力です。そして素材を煮る、締める、漬け込むなど、全ての工程をシャリに合わせることで、至極の味わいを追求しております。昔ながらの江戸前の手法を踏襲して握る寿司を、どうぞ心ゆくまでご堪能ください。

※ご予約はコース料理のみとなります。

寿司の美味しさを一番に感じられるのは、握りたてであると考えております。カウンター越しに一貫ずつご提供する寿司を堪能する贅沢さを、臨場感とともにお楽しみください。魚についての小話などをしながら、ゆったりと過ごしていただけましたら幸いです。落ち着きの空間で心を尽くしたおもてなしに身を委ねる、格別なひと時を。テーブル席もございますので、グループでのご利用もぜひどうぞ。